元愛媛投手コーチ・加藤が語る「360°モンキーズ杉浦」獲得の理由と、忘れられないヤクルト・三輪正義のこと
『最速123キロ、僕は40歳でプロ野球選手に挑戦した』に収録されたチームメイトの証言
■そうすけを「獲得しよう」と思った理由
そうすけが参加するアイランドリーグのトライアウトをやっていたとき、僕はアメリカのトライアウトを見に行っていました。帰国をしたら、360°モンキーズのそうすけが受けていますって報告を受けた。お笑い芸人さんとしては知っていたので、「どのくらい投げられるんだろう」っていうのが最初の印象です。
ただ一方で、その気持ちは買いたい、と思いました。そうすけも「同じ世代に夢を与えられる存在になりたい」ってよく言っていましたけど、本当にそのとおり。人に夢を与えられることってすごいことです。可能性は無限大で、やりたいと思ったらできないことはないんだ、年齢は関係ないんだ、ってところを示そうとしてくれた、その思いには共感しました。彼も夢を追う選手だったわけです。
それで、実際に見て、すぐに弓岡監督に「サブロク獲りますよ」という話をさせてもらいました。監督も同じように感じてくれたのかどうか、それは分からないですけど「ああ、いいよ」と快諾でした。
もちろん、最初に見た印象で、いきなりチームを勝たせてくれるピッチャーになれると思ったわけじゃありません。むしろ、悪い言い方になってしまうけれど、負けている試合やワンポイントでの起用になるだろうと思いました。それも大事な役目ですけれどね。
それが最終的には先発をして5イニング目まで投げて、しかもノーヒットに抑えるピッチングができて、チームの勝利に貢献するピッチャーにまでになった。
何より、それまでの登板でそうすけは8割以上の確率で先頭バッターを出していた。それもほとんどが打たれたわけじゃない、四死球です。なんとかその課題をクリアしようと、ワインドアップにしようとか、メンタル面を改善しようとか、試行錯誤して、結果、初めての先発で一回も先頭バッターを出さなかったわけです。素晴らしいことじゃないですか。ものすごい成長だと思います。
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